真夏の夜の・・・

男『オマエ、俺に会いたいか？』
女『うん・・・会いたい・・・かなぁ』
男『そっか、じゃあ・・・ガソリン持ってこい！！』
女『うん、解ったよ。ちょっと待っててね』

ってな感じの事が
昨日の夜中にあったんだよ〜
こないだなんか
『タクシー代持ってきて』とか言われちゃってさぁ〜

等と嬉々として語るこの子が
幸せなのか不幸せなのか、さっぱり見当もつきませぬ。
恋は盲目、って奴ですかね。ジーザス。

　
　
さて日記

うだるような暑さの中
夏の風物詩、千葉市名物市民花火大会に行って参りました。
人の入りが三十万を超えると言われるだけあって
何処もかしこも人だらけ。

千葉駅から会場までの主な交通手段になっている
時代遅れで赤字垂れ流しのモノレールも
これまた人、人、人。
切符売り場も大混雑。
狭い、暑い、酸素薄い。
イライラが最高潮に達した所で
後ろに並んでる若い女の子が電話をしながら金切り声＆大声で
『ウザイ〜！！ウザイ〜！！』と連呼。

オマエが一番ウザイんじゃぁぁぁぁ！！！

なんて事は紳士たる者は考えちゃいけませんよね。
ジーザス。
　
　
　
寿司詰め状態のモノレールからようやく脱出。
歩行者天国となっている路上にはこれまた人モッサリ。

この人たちは、真昼間から
場所取りに汗水を流しているんだろうな。
ご苦労なこって。
特別観覧席のチケットを購入したワタクシ達は
なんて言うか、勝ち組み？
この人たちの苦労が報われん事を。ジーザス。
　
　
　
メイン会場付近。
ここまで30分以上かけて歩いた為か
さすがに少々疲れ気味。
って所で、ようやく特別観覧席のご案内。
目指すゴールはあと僅か。

そんな中、引き返してくる多数の人々。

この人達は、人の流れになんとなくついて来たけど
此処から先はチケットが無いと入れない
と言う、冷たい現実を突きつけられて
トボトボ場所探しに戻る人たちなんだろうな。
考え無しに歩いていては勝ち組みにはなれませんよ？
ステキな観覧場所が見つかると良いですね。
すでに遅いでしょうけど。ジーザス。
　
　
　
特別観覧席受付〜
やっとこさ着いたですよ。
コレで至近距離で尚且つのんびりと観覧できるってもんです。
ではレッツ観覧！！

『特別観覧席は、ご入場になられても見る場所がありません』

え？
なんで？

受付まで行くと
恐らく会場の管理を任されていると思われるお偉いさんが
受付のオッサンに、偉い剣幕で怒鳴り散らしておりまして。

『なんでチケットが無い人まで入れるんだよ！！』
　　
　
　
あははははははははははははははははははははははははは
　
なるほど、全て得心がいった。
受付の無能な禿げたオッサンが
次から次へと沸いてくる人を捌き切れず
じゃんじゃん会場に入れちまったもんだから
特別席が一般席に早代わりしちゃったのね。

あの引き返して来る人達は
そう言う事情でトボトボ元来た道を帰っていたのね。
ワタクシ達も
この足の踏み場もない様なメイン会場付近で
座る場所を必死コイて探さないといけないのね。
チケットと引き換えに貰える筈だった
レジャーシートも貰えないのね。

つまり、負け組みなのね。

ジーザス。
　
　
　

そこからさらに歩く事30分。
ようやく確保した座る場所はと言うと・・・

ゴミ箱近い。
売店のバッテリーの音がうるさい。
後、木が邪魔。
低空花火は全く見えず。
レジャーシートの代わりにゴミ箱からあさってきたダンボール。

そんなステキ極まりないロケーション。

「キレてる？」
『キレてないっスよ』

そんな小力コントをやりながら。

イヤ、だから俺のせいじゃないってば。

夏の夜は、微妙な空気とともに更けていく・・・ジーザス。