ステッカー

今朝方
やたらと喧しい車が当店に。

1ボックスカーを極限までローダウンさせ
フルスモーク、全く意味のわからないスポイラー類
奥様うっとり極太マフラー
と典型的なチバラギ仕様車。

そして車体には『○○連合』のステッカー。



　
ワタクシには
マ○シ君と言う幼なじみが居りました。

少しいい加減な所も有りましたがいい奴でした。
夏休みのある日
「遊びに行こうぜ」と朝っぱらから彼に呼び出され
そのまま、秋田まで連行されたのはいい思い出です。
お陰でワタクシはじゅん采が大の苦手に・・・
と、それはまたの話に。

そのマサ○君とも高校になると
進学先も違ってしまったせいか、疎遠になってしまい
家が近所にもかかわらず
顔を合わせる事も無くなっていました。

ある日の事
高校を卒業しバタバタ皆が働く中
昼間っから酒を飲んで世捨て人のような生活をしていた
ワタクシの耳に、やたらと五月蝿い車の排気音が。

窓の外を見ると○サシ君とその愛車が。

「オマエ、車買ったの？」
久々に彼に声をかけると
彼は破顔一笑、嬉しそうな顔で
「来い、来い！」と手招きを。

よちよち歩いて彼の元に行くと
「い〜だろ！い〜だろう！！」と愛車自慢。

車に全く興味の無いワタクシは
話半分で彼の自慢話を聞いていたのですが
ふと、目に入った特大サイズのステッカー

「ま○し号」


友よ・・・

少し会わない間に
僕らの行く先は
随分変わってしまったんだねぇ・・・



イヤ、何となく思い出したもんで。