ある日、バーにて

2004年5月21日友達

気の合う友達と呑んでいた時の事。

それまでずうっと
お馬鹿で下劣な話で盛り上がっていたのが
唐突に止み、奇妙な間。

「その間も又たのし」
なんて放置していたら
友達はワタクシの目を見ながら
「オマエってさぁ・・・綺麗な手ェしてるな」
って獲物を狙う目で仰りました。

馬鹿な事を申すでない！
ホラ、爪の間、ちょっと黒いし。
爪の三日月部分が少ないし。

と笑いを交えて
その場のヤな空気を一掃しようとした物の
「イヤ！ホントに綺麗だ」
とワタクシの手をぎゅうっと掴んで力説。
スゲエ馬鹿力で。

その後も友達はワタクシの手をさすりながら
「綺麗だなあ」
とブツブツ言っておりました。

周囲の人から見ると
何処からどう見てもイイ感じのホモ
にしか見えなかったでしょうね。

「この後はアレか？公園直行か？」
なんて思われたんでしょうね。

友達よりはワタクシの方が酒が強かった為
何とか相手をツブして事無きを得ましたが。

生まれて初めて貞操の危機を感じた日
でした。

後日、その話をしたら
「オレ、んな事言ってねえよ！」
って。

ヒドイ！あの夜はなんだったの！！